・年末年始の暴飲暴食に備えて消化酵素を持っておこう!
・疲労回復の最終兵器はコエンザイムQ10(還元型)+PQQ
・睡眠もケアするならグリシン酸マグネシウム
「今年もあと少し」という言葉を聞くと、焦りと共にどっと疲れを感じることはありませんか?
大掃除、年賀状の準備、クリスマスの準備に、忘年会などの付き合い。年末年始は「休み」ではなく、一年で最も過酷な時期ともいえそうですよね。
「気合」だけで乗り切ろうとすれば、年明けに待っているのは寝正月ならぬ「寝込み正月」、そして鏡を見るのも嫌になる「肌荒れ」と「正月太り」など…。
私たちの体は、食べたものでのみ作られ、修復されます。
年末のハードなスケジュールという「敵」に対して、素手で戦うのではなく、適切な「武器(サプリメント)」を持って戦いましょう。
今回は、年末年始の「暴飲暴食」「慢性疲労」という2大リスクに対して、絶対に持っておくべきサプリメントを厳選してご紹介します。
なぜ年末に「ガタ」が来るのか?
そもそも年末年始になぜ「ガタ」が来るのかその理由を考えておきましょう。
肝臓のオーバーワーク
忘年会やクリスマスでのアルコール、そして糖質・脂質の多い食事。
これらを処理するのは全て肝臓です。
肝臓は解毒だけでなく、エネルギー産生やホルモン代謝も担う臓器。
アルコール処理に追われた肝臓は、エネルギーを作ることができなくなり、これがダルさの原因となります。
「脳疲労」による自律神経の乱れ
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」というマルチタスクは、脳の前頭葉を酷使します。
これにより活性酸素が発生し、自律神経の司令塔が酸化ストレスで錆びつきます。
これが続くと、夜になっても交感神経が鎮まらず、睡眠の質が低下します。
年齢による代謝の低下
特に30代以降は細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアの機能が低下すると言われています。
若い頃と同じ生活をしていても、エネルギー(ATP)を生み出す力が弱まっているため、回復が追いつかないのです。
これらを踏まえた上で、具体的な対策サプリメントを見ていきましょう。
暴飲暴食・胃腸疲れに対するサプリメント
「食べるのを我慢する」というのは、イベントシーズンにはできるだけ避けたいですよね。思いっきり楽しみましょう!
楽しむときは楽しむ。その代わり、食べたもののダメージを最小限に抑えるのが賢い大人の選択です。
消化酵素
未消化の食べ物は栄養にならず、腸内で処理すべき『代謝の負担』へと変わります。
まず、これを覚えておいてください。
加齢とともに、私たちの体内から出る消化液の量は減っています。豪華な食事をして翌朝まで胃が重いのは、単なる食べ過ぎではなく、消化が追いついていないというサインです。
消化しきれなかったタンパク質や脂質は大腸で悪玉菌の餌となり、有害なガスや代謝物を発生させます。これが全身の倦怠感や肌荒れを引き起こす一因となるのです。
消化酵素サプリメントは、自身に代わって食べ物を細かく分解してくれます。
- プロテアーゼ(タンパク質分解)
- リパーゼ(脂質分解)
- アミラーゼ(炭水化物分解)
これらがバランスよく配合されたものを、「食事の直前〜直後」に摂ってください。翌朝の胃の軽さが劇的に変わります。未消化物が腸に残らないことで、悪玉菌の増殖も防げます。
具体的にいくつか商品を紹介します。
Enzymedica(エンザイメディカ)/ Digest Gold
Enzymedicaは社名の通り消化酵素のみを販売するかなり尖ったブランドです。
別の言い方をすれば専門家なのでかなり消化酵素に関しては信頼が置けると言えます。
その中でDigest Goldはフラッグシップモデル。
お値段は高いですが、シリーズ中最高の活性値を誇ります(Basicの約10倍、Digestの約3倍近いものもあります)。
さらに、Goldのみの最大の特徴として「ATPro」が配合されています。
※ATProとは: ATP(アデノシン三リン酸)、クエン酸マグネシウム、Phytase、CoQ10のブレンド。身体のエネルギーそのものを補給するようなブレンドです。
Enzymedicaは他の安価ラインナップとしてDigest Basic(お手軽)、Digest Complete(中ランク)があります。それぞれ簡単に紹介しておきましょう。
位置づけ: エントリーモデル / マイルドな消化サポート
特徴: 配合されている酵素の種類は上位モデルと似ていますが、一つ一つの「活性値(酵素の力)」が低めに設定されています。また、カプセルサイズが小さく飲みやすいのが特徴です。
向いている人: 特定の消化不良はないが、少食で胃がもたれやすい方
初めて消化酵素を試す方
軽めの軽食や間食の際に使用したい方
位置づけ: 標準モデル / フルスペクトラム消化サポート
特徴: Basicに比べて、タンパク質、脂質、炭水化物を分解する各酵素の活性値が約2倍〜3倍に強化されています。
向いている人: 一般的な食事(一汁三菜など)で日常的に消化の重さを感じる方
Basicでは体感が弱いが、Goldほど強力なものは必要ないと感じる方
位置づけ: プレミアムモデル / 最高強度・高機能サポート
特徴: シリーズ中最高の活性値を誇ります(Basicの約10倍、Digestの約3倍近いものもあります)。さらに、Goldのみの最大の特徴として「ATPro」が配合されています。
役割: 消化には膨大なエネルギーが必要ですが、ATProは細胞レベルでそのエネルギー供給を助け、消化プロセス自体をスムーズにする役割を果たします。
向いている人: * 重度の胃もたれ、膨満感がある方
焼肉や揚げ物、食べ放題など、明らかに内臓へ負担がかかる食事の際
加齢により消化能力の低下を顕著に感じている方
Now Foods(ナウフーズ)/ Super Enzymes(スーパーエンザイム)
コストパフォーマンスと網羅性に優れた製品です。
膵臓由来の酵素(パンクレアチン)に加えて、牛胆汁エキス(オキシバイル)やペプシンが配合されています。
先ほど挙げた3つの成分(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ)をしっかり含みつつ、脂質の消化を助ける胆汁エキスが入っているため、特に「揚げ物や肉料理を食べると翌朝が重い」という方に適しています。
Doctor’s Best(ドクターズベスト)/ Digestive Enzymes
17種類もの酵素を配合した、非常に広範囲なカバー率を誇るサプリメントです。
植物由来の酵素を中心に構成されており、ベジタリアンの方でも安心して利用できます。
当然3成分(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ)は含んでいますし、豆類の消化を助けるαガラクトシダーゼなども含まれています。
野菜や豆類の「ガス」が出やすい方に適していると言えそうです。
エビオス錠やわかもとなど(間接的): 酵母に含まれる栄養素が腸内細菌の餌(プレバイオティクス)となり、腸内環境を整えることで、結果的に「胃腸の調子を良くする」というアプローチです。エビオス自体に食べ物を分解する強力な酵素活性(力)があるわけではありません。
先ほど挙げた3つの消化酵素: 飲んだその瞬間から、胃や腸の中で食べ物の分子を物理的にバラバラに分解します。自分の体から出る消化液を「外から強力に助っ人を呼んで補強する」というダイレクトなアプローチです。
ざっくりいうと、前者はコンディショニング、後者は即効性といった感じです。
2. NAC(N-アセチルシステイン)またはグルタチオン
お酒を飲む機会があるなら、ウコン(ターメリック)も良いですが、私が推奨するのはNACです。
アルコールが体内で分解されると「アセトアルデヒド」という毒が発生します。これが二日酔いや疲労の原因です。
NACは、体内最強の抗酸化物質であるグルタチオンの材料となり、この毒素の無害化を強力にサポートします。
また二日酔いのダメージを軽減するにはナイアシンも効果的です。
このページを読むとわかること・二日酔いを防ぐにはナイアシンが重要・お酒に強くなる裏ワザ「後追いナイアシン」が効果的以前、ビタミンB群のそれぞれの役割について紹介しましたが、ビタミンB3(ナイアシン)に関し[…]
疲労回復サプリメント
寝ても疲れが取れないのは、体がエネルギー(ATP)を作れていないからです。
鞭を打つようなカフェイン(エナジードリンク)に頼るのではなく、細胞レベルでエネルギー産生を助ける成分を補給しましょう。
ビタミンB群(B-Complex)
基本中の基本ですが最も重要です。
年末年始は糖質(お餅、ケーキ、お酒)を多く摂りますよね?
ビタミンB1が不足していると、糖質はエネルギーにならずに「乳酸」などの疲労物質として蓄積し、脂肪にも変わりやすくなります。
選ぶなら、含有量が微量な日本のドラッグストアのものよりも、B1、B2、B6などが50mg単位で入っている高含有タイプを選んでください。(B50など)
尿が黄色くなるくらいでちょうど良いのです。
コエンザイムQ10(還元型) & PQQ
40代以上の方に強く推したいのがこの組み合わせです。
- コエンザイムQ10: ミトコンドリアがエネルギーを作る際に必須の成分。加齢で激減します。吸収率の高い「還元型(Ubiquinol)」を選ぶこと
- PQQ(ピロロキノリンキノン): 既存のミトコンドリアを元気にするだけでなく、ミトコンドリアそのものを増やす働きが期待されている成分
この2つは、いわば「エンジンの排気量を上げ(PQQ)、ガソリンの質を良くする(CoQ10)」組み合わせ。
細胞レベルでのスタミナ切れを防ぎます。
まったくダメみたい…
この研究によると、150mgのユビキノールを摂取した場合、それと同じCoQ10レベルを達成するには1200mgのユビキノンが必要だったらしい。8倍も吸収効率違うの!?
ちなみに使われたのはカネカCoQ10。ドクターズベストがこれですね。https://t.co/BUbTgn7PKq— サプリ辞典 (@supps_jiten) March 22, 2021
マグネシウム(グリシン酸マグネシウム推奨)
私の過去の投稿でも何度もお伝えしていますが、現代人は圧倒的にマグネシウム不足です。
マグネシウムは、体内で600以上の酵素反応に関わっています。
不足すると、筋肉がこわばり、神経が過敏になり、エネルギーが作られず、睡眠の質が下がります。
特にストレスを感じるとマグネシウムは尿中に大量に排泄されてしまいます。
おすすめは吸収率が高く、リラックス効果のあるアミノ酸(グリシン)が結合されたグリシン酸マグネシウムです。
寝る前に摂ることで、泥のように深い眠りをサポートし、翌日のリカバリーを促します。酸化マグネシウム(下剤に使われるもの)ではないので注意してください。
サプリメントは自分への投資
ここまで紹介したサプリメントを全て飲む必要はありません。
ご自身の今の悩み(胃腸なのか、ダルさなのか、睡眠なのか)に合わせて、優先順位をつけて取り入れてみてください。
私はサプリメントへの投資は浪費ではなく、最もコストパフォーマンスの良い投資だと考えています。
賢く栄養を補給して、この年末の忙しさを華麗に乗りこなし、最高のコンディションで新しい年を迎えましょう!











